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ごあいさつ

豊間区区長/ふるさと豊間復興協議会会長
遠藤 守俊

 豊間区の復興活動については、これまで、地区内外のたくさんの皆様にご支援・ご協力をいただき感謝申し上げます。

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災より、早くも6年9ヶ月が経ちました。現在の地区んの復興状況は、以下の通りとなっております。

  • 平成26年10月に災害公営住宅192戸が完成。地区外に避難していた400戸のうち、190戸の世帯が帰還しました。現在、地区内では、400戸の方が生活しています(震災前は600戸)。

  • 防災工事関係は、海岸堤防(高さ7.2メートル)と、防災緑地(高さ10.2メートル)が、平成29年度に完成予定です。

  • 震災復興土地区画整理事業によって、宅地・道路・水道・公園などの整備が平成29年度完成予定です。

 

 ハード事業の完了見通しがたった今、今後の課題として残るのは、コミュニティーづくりや、町会の再編といった、「心の復興」を通した新しいまちづくりです。現在の地区の課題は、

  • 349区画の宅地が換地されるがすぐに家を建てる人が少ない。

  • 若い世代が少なく、子どもが少ない。

  • 震災前の祭などが思う様に実施できない

という課題があります。

 このような課題の解決にむけ、私たち「ふるさと豊間復興協議会」が中心となり、子どもたちがのびのび育つような「めんこいまちづくり」を目指しています。これにむけ、地区の皆さんが「とーちゃんの会」「苺の会」「花と緑の会」「田んぼの学校」等の部会を立ち上げ、子育て世代がこの地に安心して永住できる環境づくりをおこなっている所です。

 さらに、子育ての面においては、2017年8月に、豊間小学校の隣地に新しい中学校が新築・開校されました。中学校の校舎の一階には、豊間保育園や学童クラブが新設されており、教育の環境も抜群に整っています。

 

 このように一歩一歩ではありますが、復興は進んでおります。どうか、夏は涼しく、冬は暖かく、生活しやすい新しい街を見に来てください。お待ちしております。       (2017年12月)

                       

前豊間区区長/ふるさと豊間復興協議会 初代会長
鈴木 徳夫  

 

 任期中、豊間区の復興活動については、区民の皆様方と共に活動、たくさんのご協力に衷心より感謝と御礼を申し上げます。

 私は、平成22年に豊間区長に就任しました。そして、その年度末の3月に未曾有ともいう東日本大震災による壊滅的な被害と多くの犠牲者を生じ、故郷の復興へ3年が経過しようとしています。

 被災された多くの区民達は厳しい避難生活を余儀なくされました。

今少しの辛抱です。間もなく古里へ帰還できる所まできた。

 豊間区会は、町の再英にできるだけのことはすべて復興計画にもりこんでいます。

私は体力の限界を感じ、任期満了を機に豊間区会の新旧交代を考えていました。今後は、後見役として、区長の辞任を決意した次第です。

 今後の課題は、豊間区所有の不動産を登記するため、豊間区を地縁法人化すること、さらに体制が整い次第、区費を徴収すること、区財産が激減している財政を立て直し図ること。「災害は忘れた頃にやってくる」ということわざがあります。

現代科学の発展は目覚ましく、災害情報は性格である。家族を守るために、避難場所は常に決めておくこと。

最後に区民各位のご健勝を陰ながらお祈りいたしております。

​                                                                    (2014年5月)

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